図面名称とファイル名称を連動させるには[フィールド](FILED)コマンドを利用します。
こうすることで、図面を開かずにWindowsのエクスプローラー上でファイル名称を変更することで、図面名称が連動して変更されるようになります。
図面枠をブロック定義して情報を属性定義で管理する場合には、図面名称部分にフィールドを挿入することができます。
ポリライン属性の円を一回の作業で作図するには[ドーナツ](DONUT)コマンドを使い、内側の直径と外側の直径のサイズは同一の値(円の直径)を設定して作図を行います。
[マルチテキスト](MTEXT)コマンドで文字を入力する際に「1/2」、「1#2」また「1^2」など特定の記号で区切るとスタック機能が働きます。
スラッシュ(/)で区切ると。文字は水平線で区切られ、縦にスタックされる。
シャープ(#)で区切ると、文字は斜線で区切られ、斜めにスタックされる。
カレット(^)で区切ると、区切り線は使用されず縦にスタックされる。
スタックを無効にすることで、入力したままの表示が行えますし、入力後は[スタック解除]で表示を戻すことができます。
AutoCADには“補助線”というコマンドはありません。補助線が必要な際には、特定の画層(印刷されない画層)に構築線、または線分などを作図する手法が一般的です。
このとき、補助線として作図したつもりのオブジェクトが、通常の画層に作図したりすると、印刷時に表示されてしまうという“うっかりミス”が起こりやすくなります。
そこでこのようなミスを防ぐために、ツールパレットを利用して、補助線を作図する画層を指定するようにしましょう。
図面上にある3個のオブジェクトに接する円を描くには、[円]-[接点、接点、接点]を利用します。
コマンドを実行すると「円周上の1点目を指定」とメッセージが表示されるので、接したい一つ目のオブジェクトを選択します。
後は「2点目を指定」、「3点目を指定」と続くので、二つ目のオブジェクト、三つ目のオブジェクトのライン上を順番に選択していきます。
※オブジェクトスナップの[接線]が働いた状態でオブジェクトを選択できる
込み入った図の中でハッチング領域を点で指定する際には、境界セットを使い、分析対象となるオブジェクトを指定しましょう。
境界セットを指定することで、それ以外のオブジェクトを認識せずに、ハッチング領域を指定できるようになります。
指定した範囲にハッチングを作成する際に、ハッチングオブジェクト(範囲)に沿って境界図形を作成することができます。
境界図形は「ポリライン」、「リージョン」から選択することができます。